美容師も社会の多様性を理解し、従来とは違うスキルを身につけていく時代です。美容教育推進協会では、美容学生のときから社会人としての基本を習得し、資格を活かした様々な働き方や生涯設計に対応できる実践的でアカデミックなカリキュラムの提供を行います。
キャリア教育メニューは、美容師養成カリキュラムと重複している内容を取り込むことで授業の増加を最小限にする仕組みが図られています。

「福祉美容講座」認定研修 

少子高齢社会で活躍する美容師を育てませんか

訪問美容・福祉美容が将来の美容師の活躍の場を大きく広げます。

65歳以上の割合

約20年で4人に1人から
3人に1人に増加

出典:内閣府「1.高齢化の現状と将来像」

訪問美容の認知率と利用率

8割近く認知されてるが、利用率は3割程度
高齢化に伴い、利用率の増加が予想される

出典:(株)リクルート 訪問理美容サービスに関する利用実態調査 2021 レポート

サロンや学生から信頼される学習を効率的に導入できます。

高品質で効率化された美容学校に負担の少ない仕組みです。

研修は「介護職員初任者研修」の都道府県指定カリキュラムをベースに講座設計し、美容教育推進協会が公認する「訪問美容師認定講習」をセットで受講するのが基本的な仕様です。

福祉に強い教育コンテンツとして対外的にアピールでき、高品質な研修により教員・学生にも多くのメリットがあります。

福祉にも強い教育環境を持った美容学校は他校との差別化を図れます。
福祉美容スキルを習得した人材供給はサロンとも良好な関係を築きやすいです。

有資格者として美容師の福祉現場への信頼性が担保でき、就職先の拡大、活躍できる機会が増えます。身につけた専門的な知識と技術を証明する修了証を発行します。

単なる介護研修ではなく、美容師としてのスキルアップ講座を主眼としています。学生の活躍する場(キャリア展望)が美容業界だけに限らず広がります。

美容師養成科目を活用して授業数を減らす「科目読替え」や「特別講義」を用いて、教員・学生へ負担をかけません。講師はベテランの外部講師を活用し、教具はレンタルで購入不要です。

卒業生を対象としたリカレント教育を行えます。卒業後も学び直してキャリアアップに役立つスキルを磨く機会を与えることができます。

年齢や障がいに関係なく「きれいでいたい」というニーズが高まっている状況で、あらゆる人にサービスを提供できる美容師は社会貢献につながります。

美容学校様の福祉美容講座導入事例のご紹介

池田美容学校 様 (静岡県静岡市)

訪問美容と介護職員初任者研修を導入いただきました。ご相談の内容からカリキュラムの分析を行い、通常の介護職員初任者研修に比べ、訪問美容に特化した演習を実施しました。
サロンへ杖や車いすで来られた方の対応、カット方法、ベッド上でのシャンプーの演習、施設訪問美容を行う際の危険場所等についてのグループワークなど、福祉美容現場に近い授業を行いました。
2021年度に11名、2022年度に10名の学生が訪問美容認定研修と介護職員初任者研修を修了し、修了証を授与しました。就職先であるサロン様へのアピールが強まり、在学生の仕事の幅を広げることにつながりました。

理事長 池田 昌隆 様

美容も福祉も心優しい天使の仕事であり、共通項の多い業種だと思っています。深刻な少子高齢化の中、今まで学んだ美容技術と共に、介護福祉技術を学ぶことで、私たち美容師がスキルアップする絶好のチャンスです。本研修を受けることで、新時代に求められる美容師の育成につながると確信しています。本学の学生も、介護福祉の精神を身に付け「オシャレ」で「心優しい」、そんな美容師になってくれることを期待しております。

卒業生 小林さん

私は今、美容院で働いています。先日、障害を持つお客様が来店されたのですが、本研修を受けたおかげで緊張せず対応できました。私は杖の持ち方を見れば、身体のどちら側が悪いのか分かりますし、どのように介助するべきなのかも分かります。だから、杖をついて来店されるお客様に対しても、良いサービスが提供できると思います。今後、車イスのお客様が来店した際にも、技術を実践できればと思います。

卒業生 佐藤さん

私が勤めている美容院には、何度か車イスの方が来店されています。シャンプーをする際には、車イスからの移動が必要なので、本研修で学んだ技術を生かすことが出来ています。また「思いやりの精神」を学ぶことで、人を観察する力が身についたと思います。なぜなら、お客様のちょっとした表情や仕草から、「これは不快なんだな」「こうして欲しいんだな」といった感情が分かるようになったからです。

旭美容専門学校 様 (三重県津市)

訪問美容と生活援助従事者研修を導入いただきました。ご相談の内容からカリキュラムの分析を行い、授業時間の割り振りを重視することとし「生活従事者研修」を選択したコースを実施しました。
高齢者や障がい者への福祉美容のカットスタイルの演習、視聴覚障害者の模擬体験をする授業演習、コミュニケーション演習をとおしたロールプレイング演習など、専門的な技術習得に真剣に取り組んでいました。2022年度に37名の学生が訪問美容認定研修と生活援助従事者研修を修了し、修了証を授与しました。在学生はサロン様へのアピールが強まり、仕事の幅が広がりました。また卒業生のスキルの底上げとしてリメディアル教育にも貢献しました。

専任教員 鈴木 恵都子 様

現役の訪問美容師や介護福祉士を中心とする訪問美容・福祉美容の授業では、講義や実習を組み合わせて学生たちは真剣に楽しみながら受講しています。電動ベッドや車いすや杖を使っての体験授業をしたり、美容技術ではグラデーションや刈り上げ等を学び寝たりの方をカットするための掃除機を取り付けたバリカンカットは感動しました。このように、高齢者や障がい者に対する接し方は普段美容学校では体験できないので貴重な機会と思っています。

在学生 村木さん

訪問美容・福祉美容で大切なことは「安心・安全・安楽」と学びました。人はどのような状況であっても「美しくなりたい」という思いがあります。福祉美容講座では、将来サロンに来られる高齢・障がいによって「美しくなりたい」ということが困難な方に喜んでいただくための技術や知識を学んでいます。美容師としても美容技術をさらに高めて、どのようなお客さんへ対しても「喜び」を与えられる美容師になりたいと思っています。

在学生 松本さん

訪問美容・福祉美容の歴史、やりがい、大変さや喜びなど実際の現場で活躍する講師のお話は将来のためになることを実感しました。さまざまな状況にある利用者さんのことを考えながらカット方法などを考えることはとても有意義な時間です。高齢社会、多様性のある社会のなかで、訪問美容・福祉美容の重要性が増しています。「美しくきれいで自分らしくいたい」というお客さんのために、今後も学びを深めていきたいと思っています。

デジタル教材導入支援

美容技術動画カリキュラム

プロフェッショナルオンデマンド講座

リカレント講座開設指導

  • 福祉美容講座認定研修
  • ABC認定研修(ネイル、マツエク、メイク)
  • 和装着付け講座認定研修